flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

コメット・ルシファー 総感

【総感】
鉱石好きの少年が鉱石の化身である少女と出会うことで母親が愛した鉱石の惑星を救ってその遺志を受け継ぐ。枠組みそのものはロマンにあふれていても、そこに命を吹き込むキャラクターやドラマがことごとく大味すぎて魅力を感じることができないまま。ビビッドに動くキャラクターやロボットのアクションにカタルシスを覚えることがなかったのは、クオリティ以前の物語によるところが大きい。
冒険にロボットに軍隊に恋愛とキャッチーな要素を山盛りにしたところで、ソウゴたち少年少女にそれらに伍するパワーを感じられなければ、作品世界が膨らんでいくはずもなく。ささやかなボーイ・ミーツ・ガールが鉱石を触媒にして惑星ギフトを救うまでのスケールアップを視聴者に体感させるには、決定的に欠けているものがあったとしか。ライバルのガスたちも類型の域を出ず魅力を欠いた。
オリジナル作品だったこともあり、少しでも美点を見い出すつもりで視聴完走したが、初回で感じた過去作品の焼き直しの寄せ集めというネガティブな印象からついぞ弾けることはなかった。惜しかったという言葉すら出てこないのは、作画スタッフやキャスト陣の健闘を思い起こすと、何とも心苦しくはあるが……。