flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

無彩限のファントム・ワールド 第3話「記憶コピペ作戦」

脚本:志茂文彦 絵コンテ・演出:藤田春香 作画監督池田晶子

【概要】
夕刻の橋で通行人に立ちはだかるファントムを退治することになった晴彦たち。しかし、格闘に特化した二体のファントムに舞ひとりでは歯が立たなかった。舞は晴彦と玲奈に格闘術を仕込むがこれも上手くいかない。そこで、晴彦がとあるアイデアを提案して姫野の承諾も得る。それは、舞の格闘術に関する記憶を晴彦にコピペさせるというものだった。
【感想】
牛若丸よろしく二人の弁慶を相手にする舞の構図だったけど、もうひとりの牛若丸は奇策でもって体術を得た晴彦だったのだと思う。記憶コピペミッションの映画で見た合体技での決着に納得した。凸凹なようで意気投合する晴彦と舞に心穏やかでない玲奈の表情がアクセントになっていたのもむべなるかな。
ヒナゲシの花について少しだけ。


白花の花言葉は「忘却」「眠り」。ファントムのことはおろか幼少時代の力関係まで失念していた舞に当てはまる。赤花の「感謝」は、良きライバルとしての舞とファントムたちとの関係性。脳内で改ざんされていたとはいえ、舞にとっては美しい思い出になっていたし、ファントムたちが精進するきっかけにもなったろうから。ファントムたちがとりついた橋のたもとに咲いていたのが赤花と白花だったことからも、そう考えたい。

一般的な花言葉は「恋の予感」「いたわり」「陽気で優しい」「思いやり」で、これらは舞だけでなく彼女を支える晴彦や玲奈たちも表している気がした。舞がかつての記憶を思い出した土手に咲くヒナゲシはどれもオレンジ色で、その中の一輪に彼女が手を伸ばした瞬間に透明から赤と白の花々に変わる。すなわち、晴彦たちによる献身をファントムたちにぶつけることで双方に恩返ししたかのような景色に見えた。
★★★☆