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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

牙狼〈GARO〉-紅蓮ノ月- 第十四話「星明」

脚本:水上清資 絵コンテ:いがりたかし 演出:いがりたかし 作画監督:大津直、高乗陽子、高澤美佳

【概要】
雷吼を救うことを選択した星明だが、その決断によって手薄になった来世門は倒壊し、多くの人々が犠牲になってしまう。すべての人々を救うべきと信じる雷吼は星明のもとから去る。そんな時、後宮に仕込まれていた蘆屋道満の罠が発動した。星明は単身で道満の野望を阻止するため後宮に向かうが、そこに強大な火羅が立ちはだかる。
【感想】
運命の出会いから二人三脚だった雷吼と星明。“親の心子知らず”ではないが、自身の生命力を削って雷吼の封印を続けていた星明の献身に、人々と雷吼の間で苦悩してきた内面が浮かび上がる。魔戒法師としての使命すら宙ぶらりんにしてしまう星明の純粋な思いが、雷吼のこれまた一途な願いと交わらない景色がやるせない。だからこそ、星明は雷吼の重石でありえたのだろうけど。
蝶の形をした火羅におびえる星明のコミカルな表情は楽しかったが、どことなく哀愁がつきまとうものになっていた。振り返ってみれば、星明がみせるひょうひょうとした一面は、雷吼に自身の秘密を隠すのみではなく、むしばまれていく恐怖をごまかすためのカラ元気だったのかもしれない。自身の潜在的な意思である式神に叱咤される星明が何よりも物語っていたと思う。
そんな二人を見守ってきた金時と頼信が雷吼を叱咤するくだりが静かに熱かった。決して劇的な演出ではなかったけども、黄金騎士として巣立った雷吼に感じられた足腰の強さが際立つ。
★★★☆