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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

牙狼〈GARO〉-紅蓮ノ月- 第二十四話「討月」(終)

脚本:猪爪慎一、久保亨 絵コンテ:川尻善昭、武藤健司 演出:いがりたかし、武藤健司 作画監督:海老原雅夫、大津直、高乗陽子、桑原剛

【概要】
ルドラに立ち向かう雷吼と袴垂の二人の魔戒騎士に星明と金時だったが、損傷をたちどころに修復されてしまいキリがない。星明はルドラの体内で魔界との迎門になっている道満の除去を画策する。ルドラの額から飛び出している道満の切り離しに成功した雷吼と袴垂だったが……。
【感想】
前回は精彩を欠く仕上がりだったが、今回はルドラの異形にふさわしい凝った作画演出がことごとく見ごたえがあった。漆器の蒔絵のような星明の結界に白く浮かび上がるルドラという幻想的な画は、平安という和をモチーフにした作品世界の集大成のごとし。道満を切り離したことで弱体化したルドラの体色を暗転させるなど、魔戒騎士による不変の輝きを強調するような玉虫色の移ろいがみごとだった。
暗黒を激しく志向しながら暗黒に染まりきらなかった道満の顛末については、彼の掘り下げが不十分だったこともあり陰影は乏しかったが、すべての人々を救いたいと願う雷吼にとってはこれ以上ない試練だったと思う。こちらもルドラの依代としての重荷から解放され、魔戒騎士としての雷吼を信頼して送り出した星明を見ていると、安武家をリスペクトする陰陽師としての回帰も重なって、静かに熱くなれる。
★★★