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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

ジョーカー・ゲーム 第11話 「柩」

脚本:岸本卓 絵コンテ:板津匡覧 演出:板津匡覧 作画監督:中村深雪

【概要】
ドイツ軍の諜報機関に属するヘルマン・ヴォルフ大佐は、部下のヨハン・バウアー中尉とともにベルリン郊外で起きた列車事故を調査していた。そして、事故犠牲者の「真木克彦」という美術商の日本人男性に行きつく。ヴォルフには真木が「魔術師」と呼ばれる日本のスパイ・マスターの部下であるという確信があった。強権的に捜査を進めるヴォルフに違和感を覚えるバウアーだったが……。
【感想】
結城中佐およびD機関のスパイたちによるさまざまな無双を積み重ねてきたこれまで。アーロン・プライスがメインの前エピソードでは、外部からキーパーソンである結城に切り込むフェーズに様相を変えてきた。それをさらに進化/深化させたのが本エピソードであり、結城およびD機関はアバンおよび回想を除いて登場せず、徹底して異国であるドイツの諜報機関の視点でドラマが描かれる。
ヴォルフが因縁の相手と目する「魔術師」が結城その人であることすらあいまい。ヴォルフではなく彼に異議を唱えるバウアーとのニアミスにしか過ぎなかった結城と思しき人物、そして息絶えるその瞬間までスパイとしての使命だけを完遂した真木こと三好の最期に、存在することさえ許されないスパイの存在感がにじむ。若年のヴォルフと壮年のヴォルフを演じ分けた銀河万丈によるいぶし銀の名演も忘れ難い。
★★★★