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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

マギ シンドバッドの冒険 第十二話「魔装vs魔装」

脚本:岸本卓 絵コンテ:宮尾佳和 演出:藤井康晶 作画監督:井上和俊、富岡隆司

【概要】
交易の申し入れのためアルテミュラまでやってきたシンドバッドたちは、女王ミラ・ディアノス・アルテミーナの逆鱗に触れたことで、ヒナホホを残して身ぐるみはがされ深い谷に突き落とされてしまう。ところがどっこい、谷底で幸運にも生きていたシンドバッドたちは極限状態に順応していった。しかし、現状に満足してそうなシンドバッドにミストラスは不満を募らせ……。
【感想】
葉っぱ一枚のほぼ全裸に崩し絵を連発する前半のサバイバル生活描写は、これまで築いてきた作風を壊してしまうほどの飛ばしっぷり。しかしながら、一方的に理不尽な仕打ちを与えたミラ以下のアルテミュラの女たちをあざ笑うかのようにも見えてくる。宝石集めの肉塊を起死回生の切り札としたシンドバッドの機転が最たるもので、ミラの寝室に侵入して金属器を奪還するまでのよどみない展開にカタルシスがあった。シンドバッドたちの裸一貫の汚さとミラの金属器をまとった麗しさ、それぞれが秘める内面が真反対であったことは言うまでもなく。
阿修羅像を思わせるミラの魔装そして極大魔法を始めとする技の応酬も見どころ。魔装をものにしていなかったダリオスから一歩進んだ姿は冒険の進捗を表していたし、表面的な属性だけではないカードをいくつも秘めているシンドバッドが圧倒していく流れも痛快だった。願わくはミラにはもう少しきついお灸を据えてほしかったところだが、シンドバッドの圧倒的な優位性を示すものと考えれば、氷に閉じ込められての無力化はむしろ屈辱的であったろう。
★★★☆