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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd File 8「異邦人は風のなか」

脚本:大西信介 絵コンテ:福島利規 演出:安藤貴史 作画監督:谷口繁則、今泉竜太、野村美織、渡辺一平

【概要】
上野で光学迷彩を装備したウィルウェアによる爆破事件が起こる。捜査線上に泥濘地区の移民ゾーンが浮かび上がるが、警察では立ち入ることができない。そこで、民間人である瀬名に白羽の矢が立ち、ダイハチのメンバーが休暇を使ってサポートにあたることになった。瀬名は移民ゾーンで生計を立てていたアティンという男性と知り合うのだが……。
【感想】
瀬名とアティンという2人の男性の出会いから別れまでが、掃き溜めの移民ゾーンを背景として淡々と描写されていく。几帳面という共通点でひかれ合ったからこそ、国籍や境遇の相違による断絶がいっそう重く圧し掛かる。互いに譲れぬ空き缶の上下へのこだわりは、似た者同士ながらあまりにもかけ離れた2人の象徴のようでもあった。弟妹との漂流生活であれほど望んだ雨が異国での孤独な犯罪者生活に引導を渡したくだりに、行き場のない怒りを理不尽な形で返すしかなかったアティンの絶望が表れていたかのよう。「まじめに生きるのは、つらいよな」との瀬名からの手向けに言葉が出てこないまま。
女性陣メインでコミカルな方向に暴走した前エピソードからの揺り戻しとしてもインパクトがあった。さまざまな無差別犯罪を扱った雑然とした味わいこそが本シリーズの魅力だと改めて。
★★★☆