flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

響け!ユーフォニアム2 第九回「ひびけ!ユーフォニアム」

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:石立太一 作画監督:高瀬亜貴子

【概要】
吹奏楽部に現れなくなったあすかから勉強に誘われた久美子はゆううつだった。夏紀たちはそんな久美子にあすかの母親を説得するよう頼んでくる。そして約束の日、香織からも暗に念を押された久美子はあすかの家に乗り込むのだった。
【感想】
父親にまつわるあすかのストレートな告白に、これまでの食えない表情の数々が浮かんでは消える。自室そして練習場所の河川土手というプライベートな空間、そして黒ストッキングを脱いでの素足というラフなスタイルが、久美子視点によってこれまでと違うあすかを印象づけていく。
おなじみの脚/足の描写がかつてないほど効果的だった。久美子の人物を評する麗奈とのやりとりに始まり、吹奏楽部からドロップアウトしたあすかを象徴するかのようなスニーカー、乱れた彼女の内面を匂わせる靴ひもの緩み。そして、前述した素足によるあぐら姿、サンダル履きでのユーフォの演奏……。まるで吹奏楽部における仮面を解いていくかのよう。
また、香織が靴ひもを直してくれたときの表情とのちに久美子へ見せた素顔、あすかが見せるギャップが何ともやるせなかった。あすかが久美子に語った香織への距離感が絶妙に裏付ける。吹奏楽部のマドンナとして尊敬を集める周囲への細やかさは、自身の欲望にまい進するあすかにとって重荷になりうるのかもと。
ユーフォニアム組の不思議なまとまりを感じさせる、夏紀から久美子そしてあすかへのリレーが、麗奈と香織のトランペット組によるサポートもあいまって、第1期シリーズのドラマを踏まえながら渋い輝きを放つ。もっとも、麗奈が評した久美子の複雑な人物像が「ユーフォっぽい」のかどうかは、クラシック音楽にうとい自分には分からないけど。
★★★★