flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

Lostorage incited WIXOSS 09「真実/終わりと始まり」

脚本:土屋理敬 コンテ:二瓶勇一 演出:森義博 作画監督山内則康、梶浦紳一郎、糸島雅彦、佐野はるか

【概要】
ブッキング契約の仲介を清衣に止められた千夏。いら立った千夏は清衣にバトルを申し込む。そのころ、契約を結んだ翔平は不本意ながらバトルへ参加する。そして、金のコインが4枚となったはんなは、すず子の立会いのもと最後のバトルに向かうのだった。
【感想】
清衣とピルルクによって匂わされていた前シリーズ『selector〜』へのつながりが明確に示された。願いを求めた少女たちの無念が新たなセレクターバトルを生み出したのなら、ブックメーカー里見はそのうらみつらみの調整役という見方もできそう。そう考えると、千夏との共犯関係の背景がおぼろげながら見える。
バトルを勝ち抜いたはんなの末路について。望んだ失われし記憶が不幸なそれとは限らないと思うが、ナナシの態度からしてルリグがセレクターに戻す記憶を操作している疑いがぬぐえない。自身を縛っている(と思い込んでいる)すず子に関する記憶を変えたいという千夏の願いとも符合する。そして、勝利したセレクターと敗北したセレクターそれぞれの絶望をすず子と千夏に観測させるえげつなさ。
バトル描写では、待ってましたとばかりに放たれるドーナによるコイン技からのコンビネーションが印象的。爽快なはずのそれが翔平の苦しみを増すばかりの自傷的な流れが痛々しい。少女たちのルサンチマンの産物たるバトルへの拒絶をいちばんストレートに示しているのが少年であるという。
★★★