flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

スタミュ 第2期 第11幕

脚本:坂井史世、渡邊大輔 絵コンテ:金子伸吾、葛谷直行 演出:金子伸吾 作画監督:近藤律子、石富結依奈

【概要】

卒業記念講演『Shadow&Lights』を目前にして順調に仕上げてきた星谷たち。奈落が設置された舞台の仕掛けも前回公演からバージョンアップ。魚住たちアンシエントの3名も応援に駆けつける。そしていよいよ、公演本番の日がやってきた。

【感想】

前華桜会メンバーたちによるエールの数々、鳳のそれが暁や楪と並列になっていたところに、「憧れの高校生」と同じ舞台に立つことになった星谷の晴れ姿が伝わる。夢の実現がことさらに大仰でなかったところは、鳳のひょうひょうとしたキャラクターに寄せた演出だったのかもしれない。出演枠を競って選ばれなかった面々がそれぞれのキャストを裏方としてサポートする景色がよかっただけに、スウィングとしての戌峰の出番もさることながら、ランバート役に抜擢された星谷とアレクシスの影役から脱落した揚羽が交錯したアクシデントの意味合いが気になってくる。

本番の舞台以上に印象的だったのが、星谷とバイトを終えた空閑との交流。夜の公園という静かなシチュエーションは第1期シリーズから多用されてきたけど、星谷の人物造形が陽性だからこそ、しっとりと抒情的な演出が効果的に思える。舞台に集中することにした空閑の飾らない言葉がまた、星谷がもたらした輝きを優しく包み込んでくれるようだ。そして、空閑が贈った『in Rain!』というタイトルは、星谷が「憧れの高校生」と出会った雨の景色を想起させる。雨を吹き飛ばすほどの太陽というよりは、そのいずれをも祝福するほどの前向きさ。『Shadow&Lights』とはまさしく。

★★★☆