flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

サクラクエスト 第11話「忘却のレクイエム」

脚本:横谷昌宏 画コンテ・演出:今泉賢一 作画監督:鍋田香代子、辻智子、安田祥子佐藤浩一、市原圭子

【概要】

ちょっとしたトラブルが起こりつつも順調にプログラムが進んでいくお見合いツアー「どんと恋、間野山」。そんな中、雨に降られて風邪をひいた織部は寝込んでしまう。心配して見舞いにやってきた木春を門前払いにした千登勢。お見合いツアーを嫌う千登勢には織部にも関わる忌まわしい過去があった。伝説の龍に自身を重ねた織部は古い伝承を調べ始める。

【感想】

織部凛々子という控えめなキャラクターに重層される願いの数々に涙せずにはおれない。よそ者である母親から遠ざけようとするかのような祖母による保護のもと、木春たちのように地元から飛び出すこともできなかった自分へのいら立ち。よそ者のメタファーとしての龍にそんな自身を重ねざるを得なかった声にならない苦しみ。間野山から海外に旅立った曾祖母経由で忘れ去られていた歌をよみがえらせたサンダルさんのジョーカーぶりは浮世離れしていたけど、さまざまな「龍」の伝承が息づく織部の口から巫女のごとく紡がれる歌に震えてしまった。この世界のどこにいようともその人はその人でしかなく他人では代替できない。UMA大臣なる肩書の具現化に脱帽するのみ。

★★★★