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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

夏目友人帳 陸 第十一話「大切なモノ」(終)

脚本:大森貴弘 絵コンテ:寺東克己 演出:出合小都美 作画監督:田中織枝、山﨑絵里、大城美幸、伊藤秀樹、冨永拓生

【概要】

箱崎邸で妖怪に捕まってしまった貴志。妖怪との会話で友人帳のことに触れた貴志の背後に名取がいた。気をつかってきた名取に、貴志は友人帳のことを打ち明けることを決意する。その前に、箱崎邸の書斎探しを続けることにした貴志は、箱崎が紅子のために植えた楓の木を手掛かりにする。

【感想】

妖怪に入れ込むだけの人生に見えた箱崎が、孫娘のために残した楓の木。どうしたって箱崎にレイコが、紅子に貴志が、そして楓の木に友人帳が重なってしまう。そのタイミングで友人帳のことを打ち明けることにした貴志の心情を表現する、抑制の効いた演出トーンが染みてくる。貴志にとって重圧だった友人帳は、しかし同時にさまざまな出会いをもたらしてくれた。紅子にとっての楓の木が変節してしまったからこそ、友人帳に対する貴志の変化がかけがえのないものに感じられる。貴志を案ずる名取に偽りはないと信じたいが、いくばくかの不安を含んでの幕引きが、貴志に似ていたという男性とともに爪痕を残す。

★★★