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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

アリスと蔵六 第12話「ただいま」(終)

脚本:大野木寛 絵コンテ:佐山聖子 演出:桜美かつし 作画監督:佐野はるか、廣田茜、加藤愛、滝野茉美、二宮奈那子、手島勇人、櫻井司、錦織成、鶴元慎子、鈴木彩

【概要】

広大なワンダーランドで外部との接点となるウサギをつかまえた紗名と羽鳥は、携帯電話で歩に助けを求める。歩は現実世界におけるワンダーランドへの入り口をめざして駆け出した。

【感想】

あれほど反目していた羽鳥と仲良しになってしまった紗名。アリスの夢の能力者という共通点をワンダーランドという箱庭世界が結びつけたのかも。それほどファンタジックな世界における二人の交流はたあいないがゆえにかけがえのないものに感じられた。しかしながら、それは二人の間で必死に走り回った歩の献身あってこそ。ワンダーランドと現実世界の架け橋をアリスの夢の能力者ではない歩がやってのける展開に優しさがあふれていた。ありきたりな異能力バトルによらない“女王と魔女と人間”三人の少女によるセンシティブなクライマックスは得難い視聴体験だった。蔵六を家出した子どもを迎える保護者的立場に徹しさせた節度もよい。鏡の門を花束に持ち替えた“カッコいいお姉さん”による蔵六へのメッセージは、アリスの夢が転じての人間の普遍を感じさせてくれる。

★★★★