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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

有頂天家族2 第十二話「運命の赤い糸」(終)

脚本:檜垣亮 コンテ:Team P.A 演出:阿部ゆり子、菅沼芙実彦 作画監督:秋山有希、大東百合恵、小島明日香、杉光登、川面恒介

【概要】

金曜倶楽部に鍋にされる寸前に脱出を果たした矢三郎は、寿老人から京都の制空権を奪い返そうとする。そこに現れた弁天は、空飛ぶ電車を偽衛門襲名が行われていた二代目の邸宅に突っ込ませるのだった。そして、弁天と二代目の因縁が再び燃え上がる。

【感想】

天狗になろうとする人間と天狗をやめようとする天狗によるルサンチマンの激突、その愛弟子と息子に同じ言葉をかけた赤玉先生。孤高であるはずの天狗たちによるみっともない大ゲンカが地べたでたくましく生きる阿呆どもである狸たちの生命力を伝える。弱者であっても卑屈になることなく面白おかしく生きる、そんな矢三郎のすがすがしいほどのスタンスは、いがみ合う弁天と二代目への強烈なカウンターになっていた。自身を父親のかたきと知りながら哀れみを求めてくる弁天への矢三郎のモノローグ、その突き放したトーンが象徴的といえそう。そして、父親のメッセージを胸にしぶとく生き抜くことを決意した矢三郎に海星が応えたラストがとても温かかった。直前に描写された弁天との一線というにはとてつもなく深く遠い断絶が効いていて。

★★★★