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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

妖怪アパートの幽雅な日常 第⑤怪「ただいまと言える場所」

脚本:やまだやすのり 絵コンテ:佐藤みほ 演出:鈴木孝聡 作画監督:今野幸一、吉田肇 

【概要】

念願だったはずの寮に引っ越した夕士だったが、当たり前の毎日に居心地の悪さを覚えたり、寮での人間関係に思い悩んだり、もやもやした日常を過ごしていた。そんな時、街中でサラリーマンとして働く幽霊、佐藤と再会する。夕士を食事に誘った佐藤は人間への憧れを口にするのだった。

【感想】

前回のエピソードでも描写された主人公の夕士が抱える清濁を、長らく人間たちを見つめてきた佐藤の視点で肯定してみせる流れ。夕士がうんざりしていた人間たちを夕士がよりどころにする妖怪アパートの佐藤が憧れる、その重層が夕士の人間としての成長をうながす。それだけではなく、気の置けない親友だった泉貴に出さなかった手紙をつらい思い出ばかりだった叔父夫婦の家には出していたところに、夕士の複雑な内面がうかがえる。だからこそ、帰ってこなかったことを責めながらも手紙の文面から夕士の孤独に思いを致すことができた恵理子との和解が染みるものになっていた。