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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

サクラクエスト 第21話「氷の町のピクシー」

脚本:横谷昌宏 画コンテ・演出:高橋正典 作画監督:野口征恒、原田峰文、新岡浩美、飯塚葉子、松本弘、徳田拓也

【概要】

残る三種の祭具は「黄金の龍」のみ。商店会に「みずち祭り」復活への協力を呼び掛ける木春たち。そんな時、家出して東京に出ようとしたエリカを見つけ寮で保護することに。昼間からアンジェリカで飲んでいた高見沢と金田一は、子供のころ公園に埋めたという「シャイニングドラゴン」の話をしていた。それが「黄金の龍」とにらんだ木春たちは、かつての暗号を手掛かりに掘り出そうとするが……。

【感想】

これまでも描かれてきたさまざまな人たちの思いが共存する地域社会、それを間野山を毛嫌いして東京に飛び出そうとするエリカのシンプルな行動原理で際立させてみせる。野毛による商店街の人たちは誰も困っていないという本音にこれまでの国王としての頑張りは何だったのかと悩んでしまう木春。アンジェリカだってそうかもしれない、子供たちとのつつましい幸せのために喫茶店ができればそれで十分なのだと。だからこそ、大人として振る舞おうとしてしまう木春のモヤモヤを代弁するようなエリカのワガママが刺さってくる。緑川の東京話に食いつく子供っぽさが、「シャイニングドラゴン」に願いを掛けようとしたかつての高見沢少年たち、さらには封印のきっかけをつくった門田青年に重なって、「何もない」はずの間野山に複雑なニュアンスをもたらす。