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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

バチカン奇跡調査官 Ⅴ.「天使と悪魔のゲーム」

脚本:伊神貴世 絵コンテ:黒川智之 演出:奥野浩行 作画監督:小野和美、都築裕佳子、谷川亮介、林あすか、小松香苗

【概要】

ローレン・ディルーカが危険人物としてバチカンに拘束されたころの話。類まれなる知能をもつローレンが対話役に指名した神父は平賀だった。信仰について否定的だったローレンに対して、平賀は自ら考案した「天使と悪魔のゲーム」での勝負をもちかける。そして平賀は過去に触れた「奇跡」について語り始める……。

【感想】

神への信仰を非科学的と断じるローレン、それに対して奇跡へのよりどころをつまびらかにした平賀。これまでのエピソードで科学的な捜査に徹してきた平賀が下敷きになっているからこそ引き込まれる。真偽のほどはともかくとして、ジョン・ブリーケットにまつわるエピソードは実に美しかった。強く願ってしまうことで再生させてしまった母親と婚約者を対置させることで、死者の再生という禁忌すらも再生しつつ、幸せとは何なのか信仰とは何なのかを描き出すロマンあふれる筆致。平賀が科学的アプローチの先に求める「奇跡」がおぼろげながら見えてくるような気がする。