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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

昭和元禄落語心中〜助六再び篇〜 第九話

脚本:中西やすひろ 絵コンテ:中村近世 演出:安部佑二郎 作画監督:細田沙織、簾󠄀畑由美、徳丸めぐみ、中山由美

【概要】
与太郎のすすめで親分が服役した刑務所の慰問会で落語を披露することになった八雲。そして、雨竹亭にふらりと現れた八雲は、誰もいない客席に向けて『死神』を始めるのだった。
【感想】
生き生きと張りのある与太郎の声に不快感を隠さない八雲。出なくなった自身の声に負い目を感じているように思われる。与太郎そして信之助の生命力にあてられたかのように足が向いた刑務所慰問会での落語、それは若かりし頃に刑務所で披露した冷え冷えとしたそれとはまったく異質な温かいもの。そこから、与太郎の『居残り』にいら立ち、ひとり空席に向けて『死神』を放つこととなる八雲の孤独がきつい。みよ吉と助六の姿をとった死神からの相次ぐ誘惑を断ち切ったのが与太郎の前向きさであった落としどころ、みよ吉の再来を思わせる小夏とのタッグもあいまって泣けるものだった。ゆえに、無様に生を求める八雲の姿がいとおしい。
★★★★