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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #50「彼等の居場所」(終)

脚本:岡田麿里 絵コンテ:寺岡巌、小林寛、長井龍雪 演出:長井龍雪、綿田慎也 キャラクター作画監督千葉道徳大貫健一森下博光、小谷杏子、戸井田珠里 メカニック作画監督:有澤寛

【概要】
三日月のバルバトスルプスレクスと昭弘のグシオンリベイクフルシティアリアンロッドモビルスーツ隊を食い止めている間に地下トンネルからクリュセに抜け始めた鉄華団員たち。しかし、2体で奮闘する三日月と昭弘にラスタルによる情け容赦ない攻撃が加えられる。
【感想】
群れる宇宙ネズミにはなれず孤独のまま散ったマクギリスに、こちらも宇宙ネズミにはなれなかったジュリエッタに与えられた使命を考える。確実に標的を葬ってきた三日月の殺意から生還したのには、しかるべき理由があるのだろうと。力こそすべてといったマクギリスあるいは鉄華団(の主流)とジュリエッタが心酔するラスタルに掲げる「大義」の違いとは何か。
ラスタルの「清濁併せのむ」スタンスにうさん臭さを禁じ得ないのは、これまでマクギリスや鉄華団に見せてきた冷酷さと自身の業深さすらも引き受ける態度が彼の人物像をあやふやにしているから。マクギリスがギャラルホルン腐敗のスケープゴートにしたラスタルの本質が見えないので、マクギリスへのカウンターであろうギャラルホルン民主化がしっくりこない。かといって、鉄華団のような子供たちを作らないためにマクギリスが目指した弱肉強食が有効とも思えず。
クーデリア(見聞を広めよ)あるいは雪之丞(自分で考えろ)のアドバイスを実践して生き延びたかのようなタカキやユージンやザックたち。三日月の銃でノブリスに復讐を果たしたライドたちとの埋めがたき溝。一枚岩のようでいてそうでなかった鉄華団こそが作品世界の縮図だったのかもしれない。議長となったクーデリアの仕事はこれからだと。
★★★