flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

スタミュ 第2期 第10幕

脚本:ハラダサヤカ 絵コンテ:黒澤雅之 演出:平田豊 作画監督佐々木睦

【概要】
柊のブロードウェイデビューによって空いたランバート役に指名された星谷。渡米まで引き続き柊の指南を受けつつ稽古にはげむが、アレクシス役の鳳を前にして声が出なくなってしまう。
【感想】
ランバートの影役からアレクシスの影役そしてランバート役と渡り歩いてきた星谷の変遷について考えてみる。繊細さが要求されるランバートの影、天真らんまんなアレクシスの影、そして星谷そのままのランバート、まるで粗削りさすらも美点とばかりに先輩たちの導きによってミュージカル俳優としての階段をステップアップしているように思えてくる。
そして、鳳にあこがれ続けた者同士としての柊との師弟関係。かつては鳳への反目の象徴のように星谷を否定していた柊が、自身の代役として星谷に全幅の信頼を寄せる。まるで柊が星谷の影のようではないか。華桜会のオーディションにおける星谷の抹消を自身の抹消で打ち消した柊の台本による演出が秀逸で、星谷そして鳳とのシンクロがどこまでも美しかった。
稽古で声が出なくなり姿を消した理由が実に星谷らしいものだった。スウィングを担う戌峰のジョーカーぶりが心憎いほど。ポジティブなキャラクターにポジティブなキャラクターを重ねることで不安を吹き飛ばしてみせる。そんな太陽のような輝きこそがシリーズの真骨頂。
★★★★