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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

いぬやしき 最終話「地球の人たち」(終)

脚本:瀬古浩司 絵コンテ:柴山智隆 演出:松田清 作画監督:青野厚司、秋田学、石田千夏、岩瀧智、加藤雅之、北山修一、近藤圭一、首藤武夫、杉野信子、髙田陽介、長岡康史、松本昌代

【概要】

多くの人たちを救った犬屋敷の噂が広まる。過去の自分ではないかもしれないという犬屋敷を受け入れた家族たち。犬屋敷との戦闘で両腕を失った獅子神は安堂の自室を訪れていた。犬屋敷に所在を知らされた獅子神は安堂のもとから逃亡してしまう。そのころ、迫りくる巨大隕石の衝突が不可避であることが分かり、地球を絶望が覆うのだった。

【感想】

巨大隕石の衝突阻止というクライマックスは、犬屋敷と獅子神に与えられたあまりにも強大な力を相殺するにふさわしいとはいえ、いささか安易に思えてしまった。もっとも、まったく正反対のベクトルからその能力を行使してきた犬屋敷と獅子神の交点として、これ以上の舞台は考えられないと思い直す。息子の剛史に向けたセリフ「生まれ持った僕の性質なんだ」が象徴的で、最後の最後まで罪滅ぼしではなく一握りの大切な人たちだけのためだった獅子神の選択が、犬屋敷の対照としてシビアに突き刺さってくる。安堂が犬屋敷を導いたのは偶然ではなかったのだと。