flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第4話「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」

脚本:吉田玲子 絵コンテ:武本康弘 演出:澤真平 作画監督:角田有希

【概要】

ヴァイオレットの先輩ドールであるアイリス・カナリーに初めての指名が入る。それは故郷であるカザリの村からだった。腕をケガしたアイリスは、タイプの代理にヴァイオレットをともないカザリに帰ってくる。都会で自動手記人形になって誇らしいはずのアイリスだったが、指名の依頼主は家族からのものだった。

【感想】

棚田や家屋や衣装など東南アジアの農村部を想起させるカザリのおおらかなエキゾチシズム。そこに放り込まれたヴァイオレットの異物感が、アイリスの故郷への愛憎を背景としていつも以上に映える。同僚のめんどくささこそヴァイオレットにとってはいちばんの教材であり、アイリスの感情を拾おうと努めることで「愛してる」を自分のもとに引き寄せていく。第2話のエリカと同じようにアイリスのモノローグでヴァイオレットを肉付けしていくパターンが、自動手記サービスの逆流のごとく人形のようなヴァイオレットに血を通わせていく。アイリス(アヤメもしくはハナショウブ)とヴァイオレット(スミレ)の花言葉を重ね合わせると、自動手記人形としての二人のエールの交換にじわじわと熱くなれた。