flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

ニル・アドミラリの天秤 第伍章「紅月の夜 -ライラック-」

脚本:横谷昌宏 絵コンテ:大森英敏 演出:駒谷健一郎 作画監督:河西睦月、横谷和彦、藤田正幸、安田好孝

【概要】

ウエノ公園で連続殺人事件が起きる。被害者の口にはライラックの花が詰め込まれ、かたわらには汀紫鶴の著書「ライラック恋歌」が残されていた。ツグミはその手口が紫鶴の師匠である自殺した作家、森恒犀鳥の小説に似ていることを知る。三件目の事件で和綴じ本が目撃されたことから、フクロウも捜査に加わることになるが……。

【感想】

稀モノを含めた本に罪はない、罪を犯すのは人なのだ。初回から一貫していたツグミのアティチュードを、流れ雲みたいな紫鶴のスタンスが証明してみせるかのよう。敬愛しているから憎悪を向けられたい、それが森恒犀鳥の最期にまつわる紫鶴の真相にリンクしているのかは分からない。しかしながら、なまめかしさが強調された「ライラック恋歌」の一節に触れる限り、紫鶴は師匠への思いを吹っ切ろうとしてるようにも。多くの女たちと深入りするなく交際していく紫鶴を見ていると、そう思えてくる。フクロウになじんでいないようでなじんでいる昌吾の虚勢がほほえましい。