【概要】
12年前に鈴羽と生き別れた椎名かがりという人物を探すことにした岡部は、ダルが呼んだ協力者、桐生萌郁に衝撃を受ける。アマデウス紅莉栖からの呼びかけに応えなくなった岡部を案じた真帆は、自分をつけてくる謎の気配を感じていた。そして、るかがある人物を紹介したいと岡部を訪ねてくる。
【感想】
アマデウス紅莉栖との交流を一時中断したタイミングで大きく動いた物語にじりじりと焦燥感が煽られる。リーディングシュタイナーとしての岡部を知らない真帆に、自身が知らない紅莉栖すなわちラボへの距離感がにじむあたりが絶妙。椎名かがりをめぐって誰一人として蚊帳の外のキャラクターが存在しないタイトな人間描写から目が離せない。いち視聴者としては比屋定真帆の視線になってしまう。