【概要】
フェイリスのマンションに真帆が越してくる。アマデウス紅莉栖も復旧した。案内された秋葉原の街を楽しむ真帆は、ただならぬ岡部と紅莉栖の関係をいぶかしむ。紅莉栖の遺品を調査に出したと言う真帆に岡部は……。
【感想】
アマデウスに対するサリエリに自らをなぞらえる真帆がみせる陰影。岡部への感情に紅莉栖へのコンプレックスがあいまった表情やしぐさの数々に胸を締め付けられる。がさつで気が強いといった表層だけでなく、セリフの端々から誠実さがにじみ出ているところが、真帆を魅力的にしている。おなじく誠実であろうとする岡部への告白にエールを送りたくなった。紅莉栖にゆかりのあるぬいぐるみとパソコンを重ねつつ真帆の内面が浮かんできて泣ける。