flower in my head

アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

どろろ 第三話「寿海の巻」

脚本:吉村清子 絵コンテ・演出:吉村文宏 作画監督:青木一紀、興村忠美

【概要】

戦で負傷した人々に義手や義足を与えていた寿海は、河辺に流れ着いた船の中に身体のあちこちが欠けた赤ん坊を拾う。身体を与えられた赤ん坊は「百鬼丸」と名付けられ、妖怪退治の技術を教え込まれる。妖怪を倒すことで身体が再生することを知った百鬼丸は、寿海のもとから旅立つのだった。

【感想】

領地の平穏のために身体を失った百鬼丸が、その平穏のために血を流してきた寿海の贖罪としてかりそめの身体を得て、妖怪たちから真の身体を取り返す旅に出る。百鬼丸による復讐物語と解釈できなくもないが、邪悪なものは妖怪以上に人間の心であることは諸描写が示すとおり。身体とともに痛覚が戻りつつある百鬼丸の人としての再生は、妖怪たちを退治することで何をもたらすのか。寿海のもとから去った弟子が投げかけるもの、すなわち人の業の深さについて考えてしまう。