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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

どろろ 第八話「さるの巻」

脚本:金田一明 絵コンテ:黒川智之 演出:大峰輝之 作画監督:冨永拓生、村上竜之介、山田裕子、佐野誉幸

【概要】

とある村が残され雲という妖怪に覆われてしまった。残され雲に嫁を出さないと村人が全滅してしまうという。また一人の娘が残され雲に嫁入りすることになった。娘の弟、さるは、どろろと協力して残され雲に立ち向かう。ところが、肝心の百鬼丸は残され雲の本体である大ムカデを認識することができない。

【感想】

強烈な硫黄の臭いで残され雲との戦いをサンドイッチする構成が効く。強大な理不尽にささやかな抵抗を試みるどろろとさるが、百鬼丸を後押しするかのようだった。いまだ思うように発することができない声による必死の呼びかけが、封じられていた嗅覚をもよみがえらせる。人々の不安の象徴とも言える妖怪の排除が、領土の安寧のために犠牲となった身体を修復していく。感覚が研ぎ澄まされているからこそ、そんな百鬼丸の変化が生々しく伝わってくる。