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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

どろろ 第十七話「問答の巻」

脚本:小林靖子 絵コンテ・演出:吉村文宏 作画監督森田実、松下純子、興村忠美、Shim Min-Hyeon

【概要】

戦場で妖怪を切り捨てていた百鬼丸と再会した寿海は、喜んで迎え入れる。百鬼丸は失った左脚の義足を求めるが、寿海は拒否するのだった。その頃、多宝丸は領内に現れた妖怪退治に向かっていた。

【感想】

たとえ鬼神に近づこうとも身体を求めてやまない百鬼丸にべったりと貼りつく死と生の臭い。失った肉体を取り戻すというシンプルな行動原理が、かりそめの安寧を得た醍醐の領地を背景に生々しく伝わる。そして、寿海が与えてくれたものとどろろがもたらしてくれたものの違いについて考えてしまう。鬼神退治を後押ししてくれたどろろが現在の百鬼丸を肯定してくれる存在なのだと。自身のために妖怪を退治する百鬼丸と領民のために妖怪を退治する多宝丸とのコントラストににじむ不可逆性がやるせない。