【概要】
尚文たちと元康たちを攻撃してきたのは教皇だった。四聖武器のレプリカを膨大な魔力で振るう教皇の前に絶体絶命に思われたが、殺されたはずの錬と樹が助太刀に現れる。尚文への濡れ衣が教皇側の陰謀だったことに気付いた四聖勇者は、力を合わせて教皇に立ち向かうが……。
【感想】
教皇の登場でこれまでの構図ががらりと変わってしまった感じ。ひたすら耐え忍ぶ尚文の反骨心がシリーズのポイントだっただけに、いささか拍子抜けは否めない。もっとも、誤解が解けたことをきっかけに他の勇者たちの落ち度を順番に指弾していく尚文には胸がすく思いがした。ぶっきらぼうながらも人々のために尽力してきた尚文の奮闘がよみがえる。元康はともかくとしてマインの所業についてはうやむやにしてほしくないが。