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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

どろろ 第二十話「鵺の巻」

脚本:金田一明 絵コンテ・演出:佐藤威 作画監督山田裕子細田沙織、関みなみ、佐藤誉幸

【概要】

紅葉の山道を歩いていたどろろと百鬼丸の前に三郎太という男性が現れる。自分も妖怪を狙っているという三郎太に連れられ、妖怪の出現場所にやってきたどろろと百鬼丸。しかし、自身の母親を殺された三郎太は、その妖怪に人々を襲わせていたのだった。

【感想】

サメの鬼神に人々を食わせていたしらぬいと重なる三郎太だが、自身の臆病さが反転しての行為は、乱れた世にほんろうされる民の業をいっそう感じさせるもの。肉体を取り戻したいという本能的な衝動で行動する百鬼丸への憧れがむなしさをもって伝わってくる。三郎太はついぞ百鬼丸になることができなかったが、だからこそ人間のまま最期を迎えることができたとも。三郎太が切り落とした母親の腕に岩に挟まったどろろの腕を重ねて見てしまい、百鬼丸にもまた人の心があるという堂々巡りにさいなまれる。