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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

どろろ 第二十二話「縫の巻」

脚本:吉村清子 絵コンテ:吉村文宏 演出:大峰輝之 作画監督:関みなみ、糸山礼央、林弘子、朴旲烈、村長由紀、野田友美

【概要】

醍醐の配下に連れ去られたどろろを探し求める百鬼丸は、鬼神と化したミドロ号にまたがって後を追う。城の牢に閉じ込められたどろろを助け出したのは縫の方だった。どろろと縫の方は醍醐の犠牲となった人々と過ごすことになる。多宝丸と側近の陸奥と兵庫は鬼神と取引して……。

【感想】

自身を逃がそうとした縫の方に母親を重ねたどろろのひとときの安らぎ。百鬼丸ときょうだい同然のどろろの立場を象徴するとともに、百鬼丸を追い求める縫の方に忘れ去られたような多宝丸の闇落ちが悲しく浮かび上がる。醍醐の跡継ぎとして精進してきた多宝丸による苦渋の決断が、領主の妻である前に母親であることを選んだ縫の方を突き放すかのよう。物言わぬミドロ号が醸し出す怨念とシンクロしたかのような百鬼丸が道連れとばかりに陸奥や兵庫を始めとする醍醐兵の四肢を損なっていく描写が圧巻で、醍醐に巣食う鬼神の呪いを問答無用で突き付けてくる。境遇を同じくするミドロ号の子に向けられたどろろの優しさだけが救い。