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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

どろろ 第二十三話「鬼神の巻」

脚本:小林靖子 絵コンテ:小林寛 演出:徳土大介 演出助手:西山壮海 作画監督:小沼由莉香、木村友紀、小宮山和也、山田裕子、柳瀬譲二、加藤雅之、冨永拓生、細田沙織、若月愛子、安田祥子、安彦英二

【概要】

十二体めの鬼神と取引した多宝丸、陸奥、兵庫が百鬼丸に立ちはだかる。陸奥と兵庫がミドロ号と刺し違え、百鬼丸は両腕を取り戻す。醍醐の城で百鬼丸と多宝丸の一騎打ちが始まった。

【感想】

一つしかない肉体を奪い合って百鬼丸と対決する多宝丸主従は、そのままかりそめの太平を享受してきた醍醐の国の縮図に見えてくる。誰よりも百鬼丸のことを知るどろろの決意が、むなしい死闘を繰り広げる百鬼丸と多宝丸の兄弟の先を見せてくれた。人間であることの困難さが人を人間たらしめているのだとすれば、外面も内面も自らの力によって少しづつ人間に近づいた百鬼丸こそが、醍醐の民にとっての目標となりうるのだと。理不尽に巻き込まれた人々を悲しく代弁するかのようなミドロ号親子の描写が効いている。