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アニメのてきとう感想がメイン。ネタバレあります。

どろろ 第二十四話「どろろと百鬼丸」(終)

脚本:小林靖子 絵コンテ・演出:古橋一浩 作画監督:加藤雅之、若月愛子、冨永拓生、山田裕子、関みなみ、糸山礼央、村長由紀、木村友紀、大峰輝之、秋田学

【概要】

炎に包まれた醍醐の城内で対決する百鬼丸と多宝丸。二人のもとへ向かう寿海と縫の方。戦いが終わり、どろろは残された民と自活するため動き出す。肉体を取り戻した百鬼丸もまた……。

【感想】

醍醐の城に思い出すらない百鬼丸。兄に向けられた母親の思いに気づいていた多宝丸。奪い奪われる人の業そのままに激突する兄弟の図が悲しい。多宝丸が生への渇望に突き動かされる百鬼丸に観念したかのように眼を返した瞬間、かりそめの土台の上に乗っていた醍醐の国が崩れていく音が聞こえた気がした。生みの親である縫の方と育ての親である寿海に見送られての、鬼神ではなく人としての再出発。そんな百鬼丸の生命力はどろろたち民衆の活力につながり、武士からの自立を模索していく。百鬼丸の母である以前に醍醐の民にとっての母であろうとした縫の方に母親の面影を見たどろろ、そのたくましさに救われる思い。長く苦しい物語だったが、前向きな視聴後感で終えることができた。